今年のエマーブルコンサートは11月30日(土)18:00開演です。
弦楽四重奏でのコンサートが続いていましたが、今回は初のヴァイオリンの二重奏です。
大阪に住んでいる双子の姉中務雅子のヴァイオリンと、ピアニストは桐朋時代からの友人である塩田加寿子さんにお願いして、息のあったアンサンブルをお届けできたら、と思っています。
一卵性双生児である私と雅子はヴァイオリンを習い始めてから大学まで、何もかも一緒でした。
子供時代はひとつの楽器で交替しながら、練習する曲も同じでしたし、当然のように高校進学も大学受験も同じ道を目指しました。考えてみれば珍しいケースなのかも知れませんが、ライバル視するほどでもなく自然と協力しながらお互いヴァイオリニストとしてここまで来れた事は幸運だったなと、つくづく思います。
姉が大阪に行ってからは一緒に演奏する機会が少なくなりましたが、ツインズとしてコンサートは何回か開催し、ご好評頂いております。私達は弾き方や音色もそれぞれ違うと思っているのですが、録音したのを聴くと不思議とどちらの音か区別がつかないくらい似ているんです。お互いの癖など知り過ぎているので練習では非常にやりにくい事も多々あるんですが、時間を忘れて練習しています。
弓の動きや譜めくりの仕方、お辞儀の角度までシンクロしていると笑われる私達ツインズのデュエットを、是非、楽しんで見にいらして下さい。